「永住者」在留資格｜よくある質問 引き続き１０年以上について（２）就労資格での５年の要件

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引き続き１０年以上について（２）就労資格での５年の要件

質問

私はベトナムで高校を卒業後、日本に来ました。最初の１年間は日本語学校で日本語を勉強し、その後日本の大学に入学しました。４年間、工学部で機械工学を勉強した後に、博士前期課程に進学し２年間で修士号を取得しました。大学院修了後は、東京墨田区の会社に就職し３年が経過しました。今の在留資格は「技術・人文知識・国際業務」です。
私は日本の滞在が１０年になり、今後も日本で生活をしていきたいと思ています。日本の永住は１０年いれば取れると聞いたので私も申請したいと考えていますが申請できるでしょうか。

回答

入国管理局が発表している「永住許可に関するガイドライン」では永住許可の要件として「引き続き１０年以上」日本に住んでいることを必要としています。更には「この期間（１０年）のうち、就労資格又は居住資格をもって引き続き５年以上在留していることを要する」としています。

ここでいう就労資格とは「技術・人文知識・国際業務」「技能」などが該当します。

質問者は、初来日から１０年が経過していますが、「技術・人文知識・国際業務」での滞在期間が３年間となっており、就労資格での滞在が５年に足りません。よって、現時点では、入国管理局が定めている要件を満たさず永住が許可される可能性は低いと思われます。

このページは、入国管理局の資料を基に、当事務所によくいただく質問をモデル化して記載しております。

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